

なんだかんだで出発は午後3時。こんな時間にさいたま市からお花茶屋まで行くというのは・・・ ただの思い付きだからいいんですけど。以前と同じく見沼通船堀公園の自販機で水分を調達して芝川CRを目指します。


芝川CRは何カ所も道路を越えます。(私は八丁橋から入ります)立体交差、信号、はたまたクルマの切れ目を見計らって横断・・・。タイミングさえ合えばストレス無く走れますが、しかし上の写真の2カ所の橋だけは完璧に陸橋を降りた所まで迂回させられます。左は鳩ヶ谷大橋、右は入谷大橋。
前回の走行から大分日が経ったので八丁橋近辺はコース両脇に草が生い茂り、もともと狭い道幅が一層狭くなっていました。もしや茂みの中にチャドクガが潜んではいまいかと戦々恐々で走るワタクシ・・・。

途中で見付けた工場。昔、昭和のマンガに描かれていた背景にはギザギザ屋根の工場がありました。暫し感慨深げに実物を堪能。

1ヶ月前には水没していた釣八乙女丸ですが、今はご覧の通り。


さて、レストランさくらに到着です。夕方とはいえ十分暑いので、既にペットボトルは空っぽです。新品を補充しつつ、糖分も補給。「次回は抹茶を・・・」なんて書いた記憶がありますが、さっぱり味が欲しかったのでパインにしました。果肉が入って、んまかったす。


ここから荒川サイクリングロードへ。一路お花茶屋を目指します。道が広くていいですな。

いやいやしかし、まいりました。位置関係をよく把握しないまま来たので、足立と葛飾の境をぐるぐる迷ってしまいました。お花茶屋に着いたのは日が暮れてからというお粗末さ。自分が方向音痴だという事を忘れてました・・・。
という事で、写真のお店が今回の目的地「サイクルハウスしぶや」、BD-1など折畳み小径車に強いショップです。ここのオリジナル商品であるサススプリングを買いに来たのであります。BD-1、ブロンプトン、タルタルーガなど、所狭しと並べられた小径車たち。小さく畳まれた状態でズラーッと並べられた自転車を見てると思わず頬が緩み、うっかり財布も緩んでしまいそうになります。うーむ、このお店は危険だ・・・。

あーあ、帰りは真っ暗です。元来た道を戻りますが、暗闇のサイクリングロードというのはちょっと特殊な世界かもしれません。突如現れるエクストリームに興じるBMXの人達、その先ではスケボーをパッカンパッカン鳴らしながら滑りまくる人達、暗闇に紛れてストイックに走り続けるランナー達、どう見ても家に帰る途中風の徒歩のおじいさん、道幅一杯に広がって座る少年達、土手のフェンスで斜め懸垂を頑張るおじさん、猫、などなど・・・。まるで走馬灯の様に、これらの人々が真っ暗なサイクリングロードで小さなLEDライトに照らされては現れて消えてゆくのです。

例の自販機に戻ってきました。もうすぐ8時半になろうかという頃。60キロくらい走ったのかな。あーあ、なにやってんだか。でも、こういう時間が大切なんだろな、やっぱり。
うーむ、自転車にどっぷりです。
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